五十肩はなぜ起こるか?
こんにちわ、チャッピーです。本日は五十肩について、ご紹介させていただきます。
五十肩(肩関節周囲炎)とは
- 『あれ?最近肩が上がらない』
- 『肩を動かすと痛みがある』
- 『夜寝るときに肩が痛い』
このような症状はありませんか?
2つ以上当てはまれば、五十肩である可能性が非常に高いです。
五十肩(ごじゅうかた、英: frozen shoulder)は、肩の痛みと運動制限をきたす疾患。四十肩とも。正式には肩関節周囲炎(英: shoulder periarthritis)という疾患群のことで、肩関節の周囲に起こる炎症のこと。
出典先:五十肩:フリー百科事典ウィキペディア日本語版.最終更新2020年3月22日(日)02:11UTC
五十肩、もしくは四十肩ということもありますが、正式には肩関節周囲炎といいます。(50歳、40歳で発症することが多いからこの名称だと思いますが、全然70歳とかの方も多いです)
『肩関節』+『周囲の炎症』なので、肩関節にある組織のどこかで炎症が起こることが、肩関節周囲炎です。肩関節は非常に複雑な関節であり、複数の組織に炎症があることが多いです。また、実際には炎症はあまりないが、組織同士がくっ付いてしまっていたり、筋肉が過剰に緊張していたりして、痛みがある方もいます。五十肩(肩関節周囲炎)は、いくつかの種類に分けることが出来ると言われています。具体的にどんな種類があるのか、ご紹介します。
五十肩(肩関節周囲炎)の種類
肩峰下滑液包炎
肩峰下滑液包とは、肩関節の肩甲骨、上腕骨の間にある、中に液体状のものが入った袋状の組織です。役割としては、肩を動かしたときに、肩甲骨と上腕骨がぶつからないようにする潤滑剤のような存在です。この組織の炎症があることを、肩峰下滑液包炎といいます。
烏口突起炎
肩甲骨には前方に『烏口突起』という突起があります。ここには様々な靭帯、筋肉がついており、その靭帯や筋肉に骨が引っ張られることによって、炎症が起こります。
上腕二頭筋長頭腱炎
上腕二頭筋とは、いわゆる力こぶの筋肉です。この筋肉は肩まで伸びています。だんだんと筋肉が細くなって、腱になるところ(赤丸)はかなり痛みやすい部分であり、この部分での炎症が上腕二頭筋長頭腱炎です。
石灰沈着性腱板炎
肩関節にある棘上筋という筋肉に石灰(石のようなもの)が溜まることで炎症を起こします。レントゲンなどで白く映ります。
五十肩(肩関節周囲炎)の原因
加齢
年齢をとると、肩の周辺の筋肉、靭帯の劣化(変性)が起こります。劣化が起こることによって、肩の運動が不安定になり、一部の組織にのみ負担がかかったり、組織の挟み込みが起こって、炎症が起こります。
肩の使い過ぎ
肩をたくさん使う仕事、重いものをもつ仕事をされている方は、炎症が起こりやすいといえます。また、出産後に子供を抱っこしすぎて、痛める方も多いです。
肩の使わなさすぎ
デスクワークの方に特に多いですが、肩をあまり使わない、動かさないと、肩の周辺の筋肉の筋力低下が起こります。また、筋肉は適度に動かさなければ、硬くなります(いわゆる肩こりも含まれます)。そうなると、肩の運動が不安定になり、一部の組織にのみ負担がかかったり、組織の挟み込みが起こって、炎症が起こります。
姿勢
姿勢が悪い、いわゆる猫背姿勢では、手の挙げ方が変わります。実際に行っていただくと、猫背の方が手が、最後まで上がらないのが分かると思います。このような姿勢が長期に渡って続くと、肩の炎症につながります。
conclusion
本日は五十肩(肩関節周囲炎)の種類、原因についてご紹介させていただきました。色々な方に当てはまる原因が多いかと思います。リハビリテーションの方法は、また別のブログでご紹介させていただきます。